「鹿鳴館」田村正和 黒木瞳 三島由紀夫 柴田恭兵

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田村正和と黒木瞳が主演の「鹿鳴館」を堪能?しました。

これは、三島由紀夫の傑作戯曲「鹿鳴館」を原作として描かれて

いますが、少々物足りない内容だったかな?

田村正和と黒木瞳の熱演と華やかな「鹿鳴館」の内装は見ごたえ

がありましたが、重要な役どころの柴田恭兵の演技が・・・

物足りなかった感じ・・・。


当時の日本政府は、幕末に締結された英国との不平等条約改正交

渉のため、日本が文明国であることを外国人に示す必要があると

考え、時の外務卿の井上馨(ドラマでは影山)が、この「鹿鳴館」

を建設したわけです。


当時の欧米人は、日本人を自分たちと同等とは考えず、珍獣扱い

だったようですよ。過去のこととはいえ悔しいですね。


よって、明治政府は、欧化主義を推進し、日本の制度や風俗や習

慣を西欧風にして欧米諸国に日本の近代化を認めてもらおうとし

たわけです。


しかし、「鹿鳴館」を始めとした欧化主義を批判する自由党が躍

進して、そのリーダー役の「清原永之輔」を柴田恭兵が演じたわ

けですが、彼はこのドラマで政府に憎悪をむき出しにしたり、実

の息子を返り討ちにしてしまったりと、人間の悲しみや憎しみを

一番表すべき役どころ。


でも、どうも演技が薄っぺらいような気がして見ている側に感情

移入がなかった感じだったので残念!


ところで、この「鹿鳴館」は、1986年には、劇場用映画として

、市川崑監督によって制作されています。


主演の影山悠敏伯爵には、菅原文太で影山悠敏伯爵夫人朝子には、

浅丘ルリ子。 清原永之輔は、石坂浩二。その息子久雄には、中

井貴一。

久雄を愛した大徳寺侯爵の娘節子には、沢口靖子。

などなど、そうそうたるメンバー!


そして、最後は、 清原永之輔が自害する設定のようです。

映画も見てみたいね!


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Category ドラマ

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